高知県南国市の産婦人科です。ご出産を迎えられるすべての女性とご家族を応援します。
 
診療案内
当院では、妊娠と分娩を中心として、産科及び婦人科の一般的な診療を行なっております。
出産(自然分娩・無痛分娩)・妊婦健診・産後健診・周産期異常の診断と管理・出生前診断
人工妊娠中絶・その他、妊娠と出産に関する種々の御相談
子宮癌検診・子宮筋腫・卵巣腫瘍・子宮内膜症・子宮頚部癌・子宮体部癌・卵巣癌・性感染症
避妊(緊急避妊を含む)・更年期障害・自律神経失調症・女性ホルモン補充療法漢方療法
月経異常・不正出血・おりもの・かゆみ・不妊症(他院での体外受精の際の排卵誘発を含む)

女性の心身の色々な問題について何でもお気軽に御相談下さい。

一部の診療内容について、以下に簡単に御紹介いたします。詳しくは医師にお尋ね下さい。
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■ 無痛分娩(硬膜外麻酔)  

 「陣痛」とは出産の際の周期的な子宮収縮を「痛み」として感じるものです。妊婦さんにとっては苦しい
ものですが、陣痛こそが出産への原動力ですから避けられるものではありません。むしろ弱すぎるようでも
困ります。
 しかし、陣痛の痛みは辛抱するしか方法が無いという訳ではありません。呼吸法や補助動作(ラマーズ法、
ソフロロジー法、など)も陣痛を和らげ心身をリラックスさせることにより順調な出産を導く良い方法です。
しかし…それでも痛いことに変わりはありません。

 当院では、患者様の御希望により「硬膜外麻酔による無痛分娩」を行なうことができます。

 「無痛分娩(硬膜外麻酔)」は下腹部〜骨盤に区域麻酔(広い範囲の局所麻酔)を施すことにより陣痛の
苦しみを完全に取り除く方法です。母体や胎児に悪影響を生じることはごく稀です(安全で効果的です)。
現在では最も標準的な無痛分娩法と考えられており、世界中の産科医療機関で広く行なわれています。
 
 「硬膜外麻酔」とは…腰の辺りの背骨付近に注射針を刺して細いチューブを挿入し、腰椎硬膜外腔という
部位に局所麻酔薬を持続的に注入することにより、下腹部、腰部、外陰部などの痛覚を取り除く方法です。
手軽な「痛み止め」ではなく帝王切開術や子宮筋腫の手術などにも使用される「麻酔」ですから、きちんと
した管理が必要です。当院では、無痛分娩に際して担当医師が妊婦さんの傍から離れることなく適切な麻酔
管理及び産科管理を行なうように心がけております。母体の呼吸や血圧、胎児の心拍数などに注意しながら
適切に施行すれば、母体や胎児に副作用は無く、最も安全で効果的な無痛分娩法です。
 ただし熟練した医師による適切な処置と注意深い麻酔管理及び産科管理が必要ですから、時間的制約など
の為にお引き受けできない場合もあります。あらかじめ御了承下さい。

 詳しいことは、担当医師(無痛分娩は山本研吾医師が実施します)にお尋ね下さい。
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■ 出生前診断  

 赤ちゃんが生まれる前に(お母さんのおなかの中にいる時に)赤ちゃんの健康についての情報を知る事を
「出生前診断」と言います。妊婦健診時の超音波検査でも多くの胎児情報が得られますが、超音波検査以外
にも色々な方法があります。以下の検査については担当医師に御相談下さい。

 当院では、
(1) 母体血清マーカー試験(クアトロテスト)
(2) 羊水穿刺による胎児染色体検査
 …を行なうことができます。詳しいことは、担当医師(山本研吾医師)にお尋ね下さい。

 健康な赤ちゃんの御誕生はママとパパそして御家族全員の願いです。しかし一方では色々な病気を持って
生まれてくる赤ちゃんもいます。私たち産科医にできることはわずかですが、上記の検査が患者様の御不安
を少しでも解消できれば幸いです。
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□ 子宮癌検診 

 子宮癌には「子宮頚部癌(子宮の出口にできるガン/子宮癌全体の70〜80%)」と「子宮体部癌(子宮の
内部=子宮内膜にできるガン/子宮癌全体の約30%、しかし近年増加傾向)」があります。いずれも初期に
診断して手術などの適切な治療を行なえば予後はほぼ良好です。是非、毎年子宮癌検診を受けましょう。

 子宮頚部癌の自覚症状は不正出血や血性帯下です。しかし、初期にはほとんど症状がありません。症状が
無くても定期的に婦人科を受診し、きちんとしたチェックを受けることが重要です。いわゆる「子宮癌検診」
では「子宮頚部細胞診(子宮頚部の細胞を採取し、ガン細胞の有無を顕微鏡で専門的にチェックすること)」
を行なうとともに、内診や経腟超音波検査を行ない、子宮癌ばかりでなく子宮筋腫や卵巣腫瘍、子宮内膜症、
などをチェックします。
 「細胞診」とは、特別な専門資格を有する検査者(細胞診指導医や細胞診検査士)が細胞個々を顕微鏡で
細かくチェックする検査で、信頼性の高い診断方法です。特に「子宮頚部細胞診」の診断精度は極めて高く、
定期的なチェックをきちんと受けていれば「子宮頚部癌」を見逃すことはほとんどありません。
 「子宮頚部細胞診」で異常細胞が発見された場合には「コルポスコピー」と「病理組織検査」を行ない、
正確な良悪性診断を確定します。もしも前癌病変であれば、比較的簡単な手術で高率に完治します。妊娠や
出産にも支障はありません。詳しくは医師にお尋ね下さい。

 子宮体部癌は近年増加しています。中高年者の発症が多いのですが、若年者の発症も徐々に増加しており
充分な注意が必要です。
 子宮体部癌の自覚症状も不正出血です。子宮頚部癌と同様に早期診断には「細胞診」がとても重要です。
経腟超音波検査も有用です。詳しくは医師にお尋ね下さい。

 子宮癌による死亡数は年間約5000人(女性の癌死亡の約4.5%/部位別第8位)です。長らく減少傾向を
示していましたが、近年再び増加傾向に転じています。女性の健康にとって非常に重要な病気です。
 子宮癌は定期的なチェックをきちんと受けていれば必ず早期発見、早期治療ができる病気です。是非とも、
毎年定期的に婦人科を受診し、子宮癌検診を受けましょう。詳しくは医師にお尋ね下さい。
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□ 性感染症(STD)  

 性行為(セックス、またはそれに近い行為)で感染する疾患を「性感染症(STD)」と云います。梅毒、
淋病、クラミジア、 尖圭コンジローマ、性器ヘルペス、トリコモナス症、HIV感染症などがあります。
不正出血や帯下、下腹痛、外陰部の腫れや痛み、排尿痛などの自覚症状があれば婦人科を受診して下さい。
血液が混じったおりもの、膿のような濁ったおりもの、臭いの強いおりもの、性交時に下腹部を突き上げる
ような痛み、外陰部にジクジクした傷ができて血や膿が出る、尿が滲みて痛い…などの症状は要注意です。
 「性感染症」はパートナーも同時に感染していることが多いのでパートナーも早急に医師の診察を受ける
ことが重要です。逆に自分は自覚症状が無くてもパートナーに「性感染症」があることが分かった場合には、
必ず女性の方も婦人科を受診して下さい。詳しくは医師にお尋ね下さい。

 性感染症の代表的疾患は「クラミジア感染症」です。近年、若年者の性行動の活発化に伴い、若い女性の
クラミジア感染症が非常に増加しています。クラミジアは子宮頚管炎、子宮内膜炎、卵管炎、卵管留膿腫、
骨盤腹膜炎などの原因となり、時には肝臓周囲の炎症の為に緊急手術を要する場合もあります。自覚症状の
程度は様々です。自覚症状が軽い為に医療機関の受診が遅れ慢性の経過となり、気付かないうちに腹腔内に
強い癒着を生じ、慢性腹痛や不妊症の深刻な原因となる場合も少なくありません。
 主な自覚症状は不正出血や帯下(血液が混じったおりもの、膿のような濁ったおりもの、など)、下腹痛
などです。診断にはクラミジアDNA(子宮頚部から採取する)やクラミジア抗体(血液検査)が有用です。
適切な抗菌治療によりきちんと治療することができます。

 「淋病」は腟炎、子宮頚管炎、卵管炎、膀胱炎などの原因となります(男性の場合には尿道炎や前立腺炎
など)。骨盤腹膜炎の原因となり、激しい下腹痛を生じる場合もあります。一時は減少していましたが近年
再び増加しています。従来の抗菌剤が効かない薬剤耐性淋菌も増加しており、充分な注意が必要です。
 女性の場合の主な症状は「おりもの」です。水っぽいおりもの、濁ったおりもの、下腹痛などに注意して
下さい。診断には淋菌DNAや細菌培養検査(腟や子宮頚部から採取する)が有用です。適切な抗菌治療に
よりきちんと治療することができます。

 「尖圭コンジローマ」は外陰部や腟に小さなイボ(カリフラワーのような)が多発する病気です。痛みや
かゆみはほとんどありません。
 「性器ヘルペス」は外陰部や腟にびらん、潰瘍、水疱ができて血や膿が出る病気です。ジクジクと不快な
痛みがあり、尿が滲みるような激しい灼熱痛もあります。発症と軽快を幾度も繰り返すのが特徴です。
 「トリコモナス症」では小泡沫状の濁ったおりものがあります。痛みやかゆみはほとんどありません。
 「カンジダ症」は強いかゆみが特徴です。チーズのかすのような白いおりものを生じることもあります。
 「梅毒」では外陰部の発赤や潰瘍を生じます。血液検査(RPR法、TPHA法、など)で診断します。

 「B型肝炎」「C型肝炎」「ATL感染症」なども性行為で感染する場合があります。いずれも血液検査
により正確に診断することができます。

 「HIV感染症」も性感染症の一種です。診断にはHIV抗体やHIV抗原(いずれも血液検査)などが
有用です。感染機会があれば約6〜8週間後に血液検査を受けましょう。詳しくは医師にお尋ね下さい。

 性感染症(STD)は女性の健康にとって非常に重要な問題です。若年者の場合には不妊症の原因となる
場合も少なくありません。気になることがあれば、ためらわずに婦人科を受診し、医師に御相談下さい。
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□ 避妊 / 緊急避妊  

 避妊法には種々の手段がありますが、現状で産婦人科医師がお勧めできる安全で確実な方法は
(1)ピル(低用量ピル)
(2)子宮内避妊リング(IUD) …の2つです。

 ピル(低用量ピル)は女性ホルモン剤です。毎日服用することにより、ほぼ100%近い確実な避妊効果が
得られます。月経周期の安定、月経痛の軽減、月経血量の減少などの副効用もあり、更年期障害や自律神経
失調症の症状改善にも有用です。月経痛や更年期障害の治療を目的としてピルを服用することもあります。
 副作用には、嘔気、嘔吐、体重増加、にきびなどの軽微なものと、血栓症や肝機能障害などの重要なもの
がありますが、いずれも稀です。あまり心配ありません。乳癌の発生率は若干増加しますが、逆に卵巣癌や
子宮体部癌の発生率は著明に減少します。年齢、既往歴、喫煙の有無、血圧、体重、血液検査などに充分に
注意しながら使用します。一般には、若くてタバコを吸わない未妊婦に特に適しています。

 子宮内避妊リング(IUD)はプラスチック製の器具を子宮内に装着することで妊娠(受精卵の着床)を
阻害する避妊方法です。近年日本で使用されるようになった新しいタイプのIUD(銅徐放型IUD)では、
ピルにほとんど劣らない高い避妊効果が得られます(99%以上)。月経痛増強、月経血量の増加、月経期間
の延長などを生じる場合もありますが、特に重大な副作用は無く、安全で確実な避妊法です。一般的には、
既に出産を経験した女性に適しています。

 使用の実際や副作用などについては、希望者に個別に詳しく御説明いたします。医師に御相談下さい。

緊急避妊

 避妊しなかった、コンドームが破れた、などの「無防備な性交」の後で妊娠を防ぐ場合には「緊急避妊」
という方法があります。詳しくは医師に御相談下さい。

 「緊急避妊法」には中用量ピルを用いる方法(ヤッペ法)やIUDを用いる方法などがあります。前者の
妊娠阻止率は約97%、後者では約99%以上です。詳しくは医師に御相談下さい。
 欧米では妊娠阻止効果の高い新しい薬剤(ミフェプリストン、など)を用いた方法も施行されていますが、
現在日本では使用できません。

 中用量ピルを用いる方法では早期の服用開始が効果的です。当該性交後3日以内の服用が推奨されます。

 詳しくは医師に御相談下さい(夜間の御相談は何卒御容赦下さい)。

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□ 女性ホルモン補充療法 

 「女性ホルモン補充療法」は「更年期障害」や「卵巣機能不全」などに用いられます。のぼせ、ほてり、
冷え、肩こり、頭痛、不眠、イライラなどのつらい症状を改善する優れた効果があります。内服薬や注射薬
など多くの治療薬があり、色々な投与方法があります。症状の種類や程度、患者様の年齢や健康状態などに
よって適切な治療方法を選択します。治療内容については医師と良く御相談下さい。

 先年、アメリカで大規模な疫学調査が行われ「女性ホルモン補充療法はむしろ健康に有害となる危険性が
ある」と報告され国内外で懸念が募りました。しかし、この調査の対象は心血管疾患予防の為の治療であり
(アメリカではそういう目的でホルモン補充療法を受ける患者さんが多いのです)「更年期障害」の治療を
目的とする患者様では事情が異なります。定期的なチェック(血液検査や内診、超音波検査、子宮癌検診、
乳癌検診、など)をきちんと受けていればあまり心配はありません。詳しくは医師にお尋ね下さい。

 「更年期障害」のような不定愁訴(自律神経失調症)で困っている人は若い女性にも案外多いようです。
「ホルモン補充療法」以外にも、自律神経調整薬や漢方療法などの方法もあります。どうぞお気軽に医師に
御相談下さい。

 「女性ホルモン補充療法」は「月経不順」「不正出血」「月経痛」などにも効果があります。避妊目的の
「ピル」がこのような症状を和らげてくれることもあります。詳しくは医師にお尋ね下さい。
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□ 漢方療法 

 人にはそれぞれ自分で治る力が有り、医学はそれを支えてお手伝いするのですが、特に漢方薬には、その
治る力、治そうとする力を上手に引き出してあげる効果が高いと思います。漢方薬だけを用いるのではなく、
西洋薬と併用することで、治療の主体である西洋薬の効果が出やすいように補助する役目もあります。

 産婦人科領域では、更年期障害、自律神経失調症、月経不順、月経痛、子宮筋腫、子宮内膜症、不妊症、
習慣流産、妊娠中毒症、貧血、…多くの病態に漢方療法が有効です。風邪やアレルギー疾患などにも効果が
あります。 患者様のお話をじっくりと伺い、御希望に沿ってきめ細かく対応します。是非御相談下さい。

 漢方療法に特に関心がある方は山本正孝医師に御相談下さい。
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